為替相場の大転換点は1ドル135円

PF流実戦相場予測は、相場の位置をとらえることから始まります。まず、 PFから中 長期トレンド(相場の森)は上昇なのか、下降なのかを読み取るのです。そして、中長期トレンドのなかの、短期的トレンド(相場の木)をみます。 中長期トレンドを把握すると、そのトレンドを壊す価格が みえてきますし、場合によっては中長期目標値の計測も可能です。 また、短期的トレンドが形成されている場合には、保ち合いを上下どちらかに抜ける価格(相場のバランスを壊す価格)や短期目標値もPFから読み取ることができるのです。 現在の相場の位置を認識し、トレンドを壊す価格や短期目標値、そして計測可能な時は中 長期目標値を具体的な数字で認識できるからこそ、実戦で役立つ相場予測といえるのです。 それでは、円・米ドル相場にこの実戦相場予測をあてはめてみましょう。

通貨

世界には国の数だけ通貨があると言えますが、取引きされている規模により分けることができます。世界中での取引が活発に行われていて、取引量が多く、動きも安定しているのが先進国の、主要通貨で投資に向いています。他に、準主要通貨、エマージング通貨、その他の通貨などがあります。2つの相場制度があることを知っておきましょう。 ❶主に米ドルに対して為替交換レートを一定にして動かさない固定相場制 利点:為替変動のリスクを気にしなくていい。 弱点:長くレートを固定していると経済の実態に合わなくなって、維持するのがなかなか難しい。 ❷市場の動きに任せて為替レートが刻々と変化する変動相場制 市場の動きに任せっきりの国、あまり大きな変動にならないようにしている国があります。 投資制度にも目を向けることは大切です。 通貨は、景気に左右されます。良ければ高い金利、悪ければ低い金利。ただし国の状態が悪いのに仕方なく金利を高くしている通貨には注意が必要です。通常は景気のいい金利の高い国の通貨に投資をしていればいいと思います。ちなみに日本の場合、金利は低いままですので、他国への投資も考えた方がいいかもしれません。

円安、円高

よくニュースなどで「円高」「円安」という言葉が出て来ると思います。チラシなどでも「円高還元セール」なんて単語が載ってるのを見たことある人もいるかもしれません。「円高」だとどうしてセールになるんでしょうか。 ではまず、1ドル=100円だったものが1ドル=95円になった場合、これは「円安」なのか、「円高」なのか。一見円の数字が低くなってるので「円安」かと思ってしまうかもしれませんが、実は逆です。この場合は「円高」になります。どうしてそのような言い方をするかというと、「ドルに対して(円)の価値が(高)まった」ということを表しているのです。なので1ドルが95円だけで買えるようになったから「円高」になります。逆にこの場合「ドル安」になったといえます。一例として、あるアメリカのブランドショップの商品をお土産として購入するとします。仮に値段が100ドルピッタリだったとして、1ドルが100円だった時は10000円ということになります。これが円高になり、1ドルが95円になると9500円で購入出来てしまうということになり、円高の時に購入したほうが同じ値段なのに安くなることになります。もっとドルの価値が上がってしまい、1ドルが120円にまでなってしまったとすれば、100ドルは12000円、1ドル=95円の時に比べると実に7000円も変わってしまいます。なので海外へ向かう際は円の価値が高いうちの方が良いといえるでしょう。もちろん、戻ってくるときも注意が必要です。海外に行っている間に、更に円高が発生してしまうと、ドルを円に戻す時に額が減ってしまいます。なので外貨両替をする時は、ドルに変えるときだけではなく、自国のお金に戻すときのことまで考えたほうがいいかもしれません。

外国調替というのはどのようなものか

世界にはさまざまな通貨があり、その国の中で有効に使われています。 しかし、ドル、ユーロ、円のように、世界中や一部の経済圏で通用する貨幣はごくで、だいたいはドルなどに交換しないとほかの国では使えません。 特に投資の場合などで、アメリカで運用する時にはドルを自国通貨で買います。イギリスではポンド、ドイツではユlロというように替えなければなりません。 ここで重要なのは、その国で通用するということと、投資できるということの違いです。例えば、シンガポールではアメリカドルで買い物ができます。しかし、預貯金をする時には、シンガポール・ドルになります。 日本でもドルショップができてドルを使えますが、銀行や郵便局の預金では、やはり円紙幣を持っていかなければなりません。このように、通貨は、その用途に応じてはじめて使えるのです。しかも、為替市場では需給関係で、どちらかの通貨に高い安いといった相場の差が生じます。当然買いの多い方が高くなります。為替市場で、常に円・ドルのレートが変動しているのはそのためです。 もちろん、ドルの変動は、ほかの通貨の変動にも影響を与えますので、為替は国際的に影響し合いながら、相場が形成されていきます。

為替の変動は「買いと売り」のバランスで決まる

為替市場には、さまざまな機関が参加します。 例えば、円高・ドル安になれば、生保、証券、銀行などはドル建てでの預金、投資信託の設定のためにドルを買います。 それに対して輸出業者は、これ以上のドル安は損害が大きくなると判断して、先物でのドル予約を入れます。 このように同じドル安でも、利害は対立しますので、本来は持ち合いになり、大幅な上下の動きはないはずです。しかし、これに投機筋が絡んできますと、彼らは手持ち資金の何十倍ものお金を動かし、とにかく大きな利益を出そうとして強引な動きをします。 これは円高・ドル安でも、円安・ドル高でも、とにかく相場が動けばよいわけですから、どちらかに動かそうとするわけです。 それと反対なのが金融機関で、どちらかに持ち高を増やすとリスクが大きくなるので、どちらか一方に傾いた時は、反対の売買をします。その意味では、銀行などは、中立的に動くわけですが、ヘッジファンドのようにドルで儲けようとする勢力は、ドルの水準を小刻みにみながら、リスクを少なくして売買を繰り返します。

外貨預金

外貨預金の場合、その日のマーケットの値動きが仲値よりもドル高円安に動けば顧客にとっては有利な形となりますが、その反対にドル安円高へ向かってしまうと、実際レートよりも不利な取引レートで売買をしなくてはなりません。 銀行の外貨預金には、大別して「外貨普通預金Jと「外貨定期預金」の2つがあります。このあたりは円建ての預金と同じです。 しかし、外貨普通預金のほうはその適用利率がきわめて低いことから、外貨運用手段としての魅力に欠け、実務として外貨の需要がある方以外には、その有用性は乏しいということになります。 したがって、一般のほうが運用手段として銀行の外貨預金を選択される場合にはその対象はおのずと、比較的に金利の高い外貨定期預金に的を絞られるこ ととなるかと思います。 ただ、「定期預金」というからには、当然にあらかじめ設定された預入期間があるわけです。 預入期間内にマーケットが思わぬドル高円安の展開となり、預けている外貨預金に相当な含み益が出たら、顧客の立場としてはどうでしょうか。 しかも、そのレートは今や天井水準と見られるレベルまで上昇し、このまま では再びドル安円高へと転じてしまうかもという状況になったら、いったいどうでしょうか。 途中解約ができない外貨定期預金であれば、その状況を泣く泣く指をくわえて見過ごさなくてはなりません。あるいは解約できたとしても、せっかく約束 された高金利を犠牲にして、途中解約ペナルティに伴う低利率の適用に甘んじ なくてはならないわけです。